雪虫
2011年10月14日金曜日
四四人
北海道民にとってなじみの深いものとして、雪虫がある。毎年9月末から10月の初旬頃の風の吹かない暖かい日に体調5mmほどの小さく白い綿状の雪虫が多数舞う。まさに小雪が降っている様なので「雪の妖精」とも言われている。
たしか1週間位のはかない命の虫である。道民はこれが舞い始めるとあと1〜2週間後に初雪が来ることを知った。つまりこれは初雪前の風物詩なのである。しかしながら、こんにち温暖化の影響で絶滅の危機にある生物を思う時、もはや旭川でも見られないのかと気になってくる。
この雪虫という名は北国での呼び名であって、翅がはえて飛ぶことが可能になったアブラ虫の仲間なんだそうで本州のどこかで一度見たことがあったが雪と繋がらないのでなんの感慨もわかなかった。やっぱりこれは北の風物詩なのだ。