旭川から世界へ
43期 映画監督白石和彌氏の作品「碁盤斬り」がイタリアの映画祭RED LINE FILM FESTIVALで最優秀長編作品賞を受賞しました。
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RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALは、国内外の最先端の映画作品が出会う場となることを目指し、映画撮影を促進し、表現と物語を伝える手段として、そして現実を深く理解し分析する手段としての価値を高めること、そして映画を通して平和と連帯のメッセージを発信する手段としての理解を深めることを目標としている映画祭 |
この作品は第48回日本アカデミー賞でも草薙剛が優秀主演男優賞を、清原 果耶が優秀助演女優賞を受賞し白石和彌監督がメガホンを取り 初の時代劇です。スペインでの配給が決定し、フランスでは220スクリーンで上映されました。
受賞理由
この作品は、江戸時代の侍映画の伝統を忠実に体現しながら、主人公の心の奥底にある感情を探求しています。特に構図、セットデザイン、衣装、そして全体的な演出が丁寧に行われており、真の形式的技巧が発揮されています。細部、テンポ、そして雰囲気に細心の注意を払って制作された、類まれな歴史再現と言えるでしょう。
白石組作品には 44期の音尾琢磨が出演 18期の録音浦田知治が参加していて 打ち上げの折には「西高校歌」を歌い上げるそうです。
旭川西高出身の監督が、旭川から世界へ高く評価された映画監督になられました。